夏のカレーって特別。
夏がやってきた。
梅雨明けが平年よりずっと早く、気温もものすごく上がる日が続きました。
東京の夏は、故郷の宮城とは違う暑さだなと思うし、アスファルトがすごく熱く、照り返しも桁違いな感じ。
夏になると、どうもカレーが食べたくなるのですが、ここ数年、わたしは病気柄、辛味にすごく過敏な反応を示しがちで、外食でのカレーもレトルトカレーもあまり得意じゃなくなってしまっていました。
以前、辛味成分のないスパイスでカレーを家で作ればいい、と夫がバターチキンカレーを作ってくれたことがあり、それに感動したのを思い出しました。
わたしはスパイスからカレーを作ることをしたことがなかったので、夏だし少しは挑戦したいなと。
そうと決まれば、せっかくだし夏野菜を使ってカレーを作りたいなと。
夫に作ってもらうバターチキンカレーはおいしいので、自分は違うものを作ろうと思い立ったものの、いろんなカレーを家にあったスパイスカレーの本を見つつ検討。
読んでた本はこれですね。
この中にあったキーマカレーを見てて、甘々と稲妻に出てきたキーマカレーを思い出しました。
(単行本だと三巻に収録されています)
作中では子どもでも食べられるというように紹介されていましたね。こういうカレーが作れるといいなあ、なんて思ったり。
たくさんの夏野菜のキーマカレーが食べたいなと思いたち、家にあったスパイスを見つつ、スパイスカレーのレシピ、甘々と稲妻にのっていたレシピ、スパイスメーカーのサイトなどを読み、なんとなく作り方のイメージが固まったので早速決行。
スパイスからのカレーをはじめて作るとはいえ、キーマカレー自体は何度か作っているので冷蔵庫の中身から、とりあえず1回目は、にんじん、玉ねぎ、ズッキーニ、カラーピーマンで作ることに。ひき肉は豚ひき肉を使う。
まずは、スパイスを計っておこうと。
途中でスパイスを一つ一つ計って合わせるって大変だなと思って。
スパイスは、クミン、コリアンダー、オールスパイス、カルダモン、ターメリック。
キーマカレーはターメリック多めがいいとのことなのでターメリックは多めに。
辛みのチリペッパー(カイエンペッパー)は今回は入れない。
そのあとはたくさんの野菜をみじん切り。
粗みじんくらいでいいかなあとあんまり細かすぎない程度に。
わたしはみじん切りの作業は結構好きで、そんなに苦痛ではないので、あっという間に終わりました。
刻んだ玉ねぎを、おろしたニンニクと生姜と合わせて炒めます。
透き通ってきて、香りも良くなったあたりでカラーピーマン以外の野菜を投入。
野菜に火がある程度通ったところで豚ひき肉も一緒に炒め、赤みがなくなったら、
トマト缶とコンソメ、ピーマン、あと風味づけにホールのローレル、塩を入れて混ぜます。
食べやすさのために砂糖をすこし入れるというレシピも散見されたので、そういえばハチミツがあったなあと思いハチミツもすこし投入。
ここからさらに煮詰め、水分をどんどん飛ばしていく。
こんな感じになったら完成です。
完成したものを盛り付けていただきます。
はじめてのスパイスキーマカレー、ドキドキして食べました。
おいしい!
スパイスカレーって、スパイスって感じが強いですね。いや、当たり前なのですが。
辛くないカレーってルウで作ると甘ったるくなりがちでスパイスがおいしいカレーにはなかなかならなかったりして悩みがちでした。
辛いやつは食べられなかったりするし、これはいいものだなと。
もう少し夏野菜ががっつり入った、夏野菜のキーマカレーが食べたいなあと思い立ち、1週間後に今度は、とうもろこし、ナス、パプリカ、ピーマン、ズッキーニ、にんじん、玉ねぎで作りました。
基本の作り方は同じですが、とうもろこしは別茹でして実を削ぎ、最後の方に加えて混ぜ合わせる形にしました。
甘みはとうもろこしで強めになるのでハチミツは前回より少なめに。
彩が前回より華やかな仕上がり。
本当はレーズンやセロリも入れたかったのだけどいいものが手に入らず今回はまた見送りました。
彩りがよくて、食べ応えのあるキーマカレーになった感じ。
野菜の味がちゃんとする。おいしい。
カラーピーマンではなくパプリカとピーマンを合わせたのですが、パプリカは肉厚なので歯ごたえがしっかりしている。
ナスも入れるとやっぱりズッキーニだけとは違って口に入れた時独特のとろとろ感も出る。
とうもろこしはプチプチするし、食感が楽しい仕上がり。
スパイスキーマカレー、作り方がわかれば難しくはないので今後はカレーを作る機会が増えそうです。
子どもの頃、キャンプとかでカレーライスが出たりしました。夏のイメージがあります。
夏じゃなくてもカレーはよく食べるけど、やっぱり夏のカレーって特別。