2019年秋鮭料理フェス
秋はいろいろとおいしいものが出回る時期です。芋類、きのこ、栗、さんまなどなど。
どの秋の味覚も魅力的なものです。
旬のものはどれもおいしいのですが、やっぱり秋になると私は生秋鮭を使った料理が食べたくなります。
鮭は一年を通して食卓に上がる食材ではありますが、塩鮭でもなく、外国からの輸入鮭でもなく、北海道や東北などでとれたばかりの旬の秋鮭が冷凍されることなく生で手に入るこの時期はとっても嬉しい。流通網の発達した現代に感謝。
というわけで、秋の初めから勝手に「2019年生秋鮭料理フェス」を開催していました。
生秋鮭が手に入る期間、生秋鮭を使った料理を作って旬の味を楽しもう、という趣旨です。
鮭のちゃんちゃん焼き
秋鮭がまだ出始めの頃にまず作ったのは、厚切りの鮭を使ってのちゃんちゃん焼き。
北海道の郷土料理ですね。味噌とバターの味がとてもいい。野菜もたっぷりとれます。
ホットプレートで作るちゃんちゃん焼きは熱々が食べられるのがいい。味噌味で白ごはんが進みます。
鮭のホイル焼き
鮭料理の定番の一つ、ホイル焼きもしました。
一緒に玉ねぎ、しめじ、にんじん、アスパラも入れています。
(この秋の時期は南半球のオーストラリアが春。丁度オーストラリア産アスパラガスが旬を迎えてることから、スーパーなどで立派なおいしいアスパラも手に入り、一緒にホイル焼きに入れました。これが甘くておいしかった。)
ホイル焼きは、出来上がったものをそのまま食べるのもいいですが、ポン酢や醤油を垂らすとまたおいしいです。私はホイル焼きのバター感をさっぱり食べたいので、「しょうゆ+レモン果汁を少し垂らす」で食べることが多いですね。鮭を食べ終わったあと、残っている汁、この鮭の旨味もバターも野菜の旨味も溶け出した汁にごはんを入れたくなってしまいます。がまんがまん。
秋鮭のムニエル
大きめの厚切りの生秋鮭を手に入れることができたら作りたい鮭料理、ムニエルです。付け合わせはやっぱり太くて大きな食べ応えのあるアスパラ。ムニエルを焼きながらバターでソテーしたもの。
ムニエルはバター醤油のソースやタルタルソースなどをつけるレシピなど、味も様々選べる料理ですが、私はソースの類を作らないレシピでムニエルをつくります。ソース類を作るレシピもいいのですが、この時期なら絶対ソースをかけないレシピがいい。
塩胡椒を振った鮭にレモン果汁とバジル、パセリを振り、小麦粉をつけてバターでじっくり焼いたものを、そのまま食べる。
シンプルなレシピなだけに鮭がおいしい季節に作ると格別なごちそうになります。
厚切り(一切れ180gくらいある)鮭を使ってのムニエルは食べ応えがすごい。ごちそうという言葉がぴったり。
表面をカリッと焼いた後に、火を落としてじっくり焼くことで外はカリッとしてるのに、鮭の身はふわふわのムニエルに仕上げます。この身のふわふわさは生秋鮭ならでは。秋鮭が手に入る時期は一度はやってほしい料理。数ある秋鮭料理の中でも特におすすめしたいです。
鮭の柚庵焼き
秋も終わりになるとゆずが出回り始めるので、ゆずと鮭で作りたい料理の一つが柚庵焼きです。
醤油、酒、みりんを同量ずつ混ぜたものに柚子の果汁を混ぜたものに鮭を漬けたものを焼きます。焼きながら漬けたタレを塗ると香りも味もしっかりのってくれる。
今回は焼きネギに同じタレを絡ませて添えました。
爽やかな香りと鮭の旨味が大変幸せな味です。
番外編 自家製いくら
秋鮭のシーズンということでこの時期手に入る生筋子。
今年も生筋子が手に入ったので、昨年に引き続きほぐして自家製いくらを作りました。今年は全部1人でほぐして洗って漬けました。
写真はできたいくらを鮭フレークとともにご飯に乗せた親子丼です。
200gくらい作って半分は今冷凍庫で眠っています。
ぷちぷちの自家製いくらのおいしさは格別です。
すごくおいしい。来年もやりたい。
春になるまでは今後も生鮭でいろいろ作るとは思うんですが、とりあえずはこんな感じ。
個人的には生鮭を使って今シーズンはあと鮭フライをやりたいところ。できるといいな。