線維筋痛症で妊娠した話。
みなさん、こんにちは。長いことブログを書ける余裕がなく。気がついたらこんなに期間が空いてしまった。
今回はちょっとネットの片隅にでも記録を流しておきたいので書いておきます。
今年の3月12日に第一子を出産しました。
線維筋痛症という割と厄介な病気を抱えて妊娠、出産したので、振り返っておこうかなと。とりあえず妊娠期間のあれこれをまとめました。
今後、持病を抱えて妊娠を希望している誰かの役に立つかもしれないなと。(私自身、同病さんの妊娠出産のブログ記事に何度となく励まされたので…。)
勿論、これはあくまで私の場合なので役に立たないかもしれないけど。
正直、このコロナ禍で妊娠した妊婦さんたちは、それだけで楽しい妊婦生活ではないとは思うんですが、持病ありの私は言わずもがなかなり大変でした。
なので、読んで不安になりそうな人は回れ右してください。
そして、妊娠中は健康な人たちでも、一人一人経過が違います。
※線維筋痛症でこれを読んでいる人へ
同じ病気の人でも、医師の考え方やこれまでの治療方針、体の状態が違うので、ああ、こういう人もいるんだな、くらいでいた方がいいかと思います。
注意)この記事は妊娠期間を通して少しずつ書き足していき、産後4ヶ月ごろに書き上げたものです。現在進行形と過去形が混ざっていますがそういう理由です。
そして書き足していったのでとても長い。一万字くらいあります。お時間ある時にでもどうぞ。
前提として私の線維筋痛症について
線維筋痛症は13歳発症です。診断ついたのが20歳頃で、その時点でかなり重症でした。
今26歳なので人生の半分ほど線維筋痛症と生きてます。(→2021.06.23で27歳になりました。)
線維筋痛症のステージⅢ〜Ⅳ程度を行ったり来たりといった感じです。
一般的な線維筋痛症の薬はほぼ全て試しました。医療用麻薬も使える限界量使いましたが、劇的な効果がないため4〜5年ほど前に中止。
その後は心理士さんによる認知行動療法、理学療法士さんによる運動療法を軸に治療。(現在は結婚に伴う転院で運動療法のみ受けています。)
痛みに伴い、四肢の筋力低下があり、リハビリでの回復した結果、身体障害者手帳は3級から5級になりました。
その他特筆すべき既往歴としては他に気管支喘息(寛解)がありました。
結婚を機に妊娠を希望していたため、医師と相談ののち薬は結婚した時にほぼ全部断薬しました。元々痛みに薬の効果はあまりなかったので…。
妊娠時に処方してもらっていた痛み止めはカロナール(ベースの痛みには効かないが、天候などの外的要因の痛みなどにはちょびっと効く気もするレベル)。あと神経過敏に対して十全大補湯を飲んでました。(疲れやすさはマシになるか…?のレベル)
医療用麻薬もそうですが、強オピオイド薬を始め、いろんな強い薬も長い間使っていたこともあって、カロナールと漢方以外を断薬してから妊活開始までは、1年以上の期間をあけました。この辺り、正直妊娠までの期間を空ける必要はなかったとは思いますが、子どもになんらかの障害があったとき、実際は無関係であっても「薬やめてすぐだったから」「薬やめなかったから」と自分を責めるのならやめてから時間をおいてからの方がいい、という医師の言葉があって、私は自分の性格からも、やめられるならやめておこうとなりました。そもそも医療用麻薬でさえ効果覿面な痛み止めにならず、運動療法に重きを置いての治療に切り替えてたこともあったので、まあ薬やめて少し様子みてもいいかな、と思えたというのも、この判断には大きかったと思います。
さらにその後、一度流産を経験したので、薬をとめてから今回の妊娠に至るまでは、2年半くらいはかかってます。正直その期間は痛みや様々な症状にまともに薬を使えず、心折れかけました。あー、薬戻して妊娠諦めようかな、と、何度も薬を戻すか悩みましたし、なにかと体調に翻弄されることも多かったです。同じ病気の人でこの辺悩んでる人がいたら、主治医と相談して自分自身が納得した上で許容できる限りで薬を使う方がいいと思います。本当に。許容できないとなると、もうひたすら痛みとの我慢比べになるのがつらいところ。(注:線維筋痛症の痛みは生活に支障は出ますが、基本的にはどんなに強い痛みがあっても死に至るものではないので我慢比べという形になりがちです)
今まで以上に体調のコントロールができないことで、ちょっと精神的に追いつめられたりして一時期、夫には大変迷惑かけた自覚あります。よく支えてくれたと思います。ありがとう。
妊娠初期
妊娠初期はひたすら眠い、怠い、線維筋痛症の痛みが酷い、という感じでした。
夏真っ盛り、7月下旬に妊娠判明したのですが、コロナ禍での緊急事態宣言が解除され、イベントごとなど徐々に始まってた時期でした。
(その日は大好きなミッフィーの展覧会が銀座で開催されてて意気揚々と足を運んだ日でした。こうして振り返ると色んな意味で最高に幸せな1日だったと思います。)
妊娠判明後はしばらくはほぼほぼいつも通りだったのが、日を追うごとに眠気が強くなっていき、日中ほぼ眠ってる日も多かったなと思います。12時間くらい寝た日でも昼寝は欠かせなかったし、1日トータルで見た時に起きてる時間の方が短かった。
線維筋痛症の方は妊娠判明して1ヶ月経ったあたりから、徐々に、でもはっきりと痛みがキツくなってきました。ただでさえ疲れやすいのに妊娠したことで疲れやすさがさらにパワーアップされてしまったのもあって、痛みに対応できる元気もなく、ベッドで過ごす日々でした。
しかし、横になりすぎて筋力もまた低下してさらに痛みも強まるし、負のループがすごかった。どうしようもなくてベッドでひたすら溶けてました。
そしてつわり。これはラッキーなことに私はまだ比較的軽い方で、結局一度も吐くことなく終えられました。吐かずに済んだのは我ながらラッキーでした。
とはいえ、ごはんの炊けるにおいで気持ち悪くなる、食べてみたら吐き気がする、食べた後気持ち悪い、くらいから始まって、最終的には、セブンイレブンのレタスサンドと鮭おにぎりしか食べられない日が続きました。
とりあえずレタスサンドと鮭おにぎりは吐き気もなく食べられたので、この頃は夫にほぼ毎日セブンイレブンで買ってきてもらってなんとか乗り切った。ありがとう夫。ありがとうセブンイレブン。
元々、食べ物の好き嫌いがない人間だったのに、本当に他のものは受け付けなくなってしまって、気持ち的にもちょっと落ち込んだりして。大好きなメーカーの笹かまぼこですらそんなにおいしく感じなかったときは正直ショックでした。
つわりが少し落ち着いてきて、食べられるものが増え始めた頃、今度は、食べられるものはコレ!コレならいける!!みたいにはっきりわかって。これまでよりぐんと種類は増えたけどこれまで経験したことないくらいの偏食がありましたね。
揚げ物はほとんど受け付けない状態でも、異様にとんかつが食べたくなったりして。実際に食べてみると、これまでにないくらい脳内麻薬バーー!ってでてるんじゃないかってくらいおいしく感じて、一時期週1ペースで食べに行ったりしてました。
(偏食はその後落ち着いたけれど、妊娠中全期間を通して、とんかつ、納豆、サンドイッチが妊娠する前よりおいしく感じてよく食べてます。妊娠後期はひたすら納豆食べていました。産んだ後どうなるんだろう…)
→産んだ後は妊娠中ほど食べたくなることはないです。元に戻りました。
ごはん食べるのが好きな人間なので人生初の偏食に戸惑ったし食べられるものが少しでもあってもとにかくしんどかったです。食べられないとか好きなものが不味く感じるとかしんどい。
とりあえず初期は胎動を感じることもない分、体調不良を感じるたびに「酷い痛みも体調不良もいくらでも我慢するから、頼むからお腹の中で元気に生きててくれ」という気持ちでひたすら過ごしてました。
コロナの感染を防ぐためにもだし、体調もあまりいいとはいえなかったしで、ひたすら家で過ごして。
もう気持ち的に全然落ち着かなかったです。一度流産経験してるっていうのもあったから、とにかくすごくピリピリしてました。
健診のたびに手が震えるくらい緊張して、エコー見るの怖かったです。
帝王切開での出産が決まったのは、まだ妊娠3ヶ月の頃でした。
主治医と産婦人科の先生に痛みの状況や体力のない状態などから帝王切開を勧められました。分娩台に乗っての体位を維持するのが短時間であっても正直持病の痛みできつくて。それ故に自然分娩に臨むのは厳しいだろうという判断でした。主治医からは、「自然分娩にトライするだけしてみるとして、陣痛自体は持病の痛みに比べたらそこまで怖がる必要はないけれど、産む途中で持病の方の痛みでどんどん体力削られることが考えられる。途中で力尽きると、場合によっては赤ちゃんが危険に晒される可能性が高い」と言われました。結局のところ、「線維筋痛症で、初産で予想される長時間にわたる出産で、分娩体位を維持するのは困難」これが帝王切開での出産にするとなった1番の理由でした。
(私が出産した大学病院では無痛分娩はやってないということも一つの要因です。無痛分娩ならこの辺の事情ははクリアできたかもしれないところなのですが、なにせ線維筋痛症持ちの妊婦は近隣の無痛分娩やってる個人産科クリニックでは受け入れられないということで、大学病院で帝王切開という形で納得しました。)
帝王切開については、赤ちゃんが無事に生まれてくる方が優先なので、妊娠初期の時からお腹切られるぞー!ってなってました。
それでも意識ある中でお腹切られるのはめちゃくちゃこわい。出産までに覚悟決まることあるのか?って感じです。
→いざ出産に向けて入院したあたりで覚悟決めていつでもどーぞ!な気持ちになりました。
それと、母子手帳発行の時点で、線維筋痛症故に心配なことがある、と保健センターで相談しました。
妊娠中期
やっとのことで安定期と言われる時期に入った頃には、つわりもある程度は落ち着いてきました。つわり明けてすぐ、ごはん食べられる感動がすごかった。つわりで減った分の体重はあっという間に戻りました…1ヶ月で2キロくらい体重増えて、母子手帳に赤字で「体重注意」と書かれるなどしましたね。(まあその後は体重激増になることはなかった上に最終的に思ったより増えずに助産師さんに「全然増えなかったねえ…もっと増えていいんだよ」なんて言われた)
持病の方はじわじわ酷くなってきて。まあしょうがないよなあと思いつつ、辛いなら寝てすごすを徹底してました。
酷くなってきたなとは思ったけれど、痛み以外に関しては比較的安定していたのと、コロナの波が一旦落ち着き始めた時期で、この時期は感染対策して少しだけお出かけしたりしました。
一人で出かける事はほぼなく、夫と一緒に美術館行ったり、映画館に行ったり。
お友達に会ったりもできました。念願の京橋千疋屋フルーツパーラーでのアフタヌーンティーセットは最高においしかったです。コロナも相まって、引きこもりまくってたあとのお誘いで、一緒に行ってくれたお友達には感謝しきれません。あの時はありがとうございました。
あとこの時期にお友達と夫と4人でおいしい水炊き食べに行けたの、嬉しかったなあ。コロナの情勢がある程度は落ち着いてた時期だったのとお店的にも密でもないお店だったのもあり、おいしいご飯楽しめて本当よかったなと思います。(きっとこの先しばらくああいうお店には行けない気がしてるので。)
胎動は初産の人で20週くらいからー、とはきいてたけど、分かるようになったのは18週くらいで初産妊婦にしては割と早めでした。
おかげでそのあとはお腹の中で生きてるんだか死んでるんだかわからなくてとにかく不安、なんていうことはなくなりました。
胎動をどんどん感じやすくなっていって、産科の先生にも「ここまでとてもよく動く子なかなかいない」と健診時に言われるくらいはとてもよく動いてました。中期から後期にかけてはエコー写真撮れないくらい動くときが何回もあり、健診でエコー写真もらえないことも。
私が持病の痛みで死にそうなくらい痛い辛いと思って布団に溶けてるときにお腹蹴られると、「あ、この子は私とは違って元気なのね。よかった」と安心したりしました。その蹴りがとても痛いこともありましたが。まあそれはそれで。今はいい思い出です。
帝王切開の手術日程の予約を入れなきゃいけなかったのが20週あたりで、この頃にはお腹の子の出産予定の日程も決めました。初産だからそう簡単には産まれないだろう、赤ちゃん出来るだけお腹にいさせてあげたいね、ということで、38週過ぎまではきっとお腹にいてくれるだろうということで、38週後半の日に手術予約。
助産師外来では助産師さんと産後、体が痛い中で赤ちゃんをどう面倒見ていくかについて相談。世話をする中で何が心配なのかを共有しました。
事前に対策できることは対策をしようということでいろいろとアドバイスも受けました。
線維筋痛症の方のリハビリはなんとか隔週くらいで通ってました。お腹が張るとかがあれば即中断で様子見。つわり期間で落ちた筋力を少しでも戻すのと、出産に備えての体力づくりメインでリハビリしてました。
妊娠後期
後期入ってすぐ、新居に引っ越ししました。新しい家はだいぶ広くなって、バリアフリーで、家事の自動化もある程度できて安心したりして。
市を跨いで転居したので、保健センターの担当の保健師さんに新しい担当の方に引き継ぎをお願いしました。
で、母子手帳関係の手続きをした際に、細かくいろいろと質問されたので、病状やら赤ちゃんとの生活について予想される困難、助産師外来で言われたことなどを共有。
後日、市の担当の保健師さんと助産師さんが家庭訪問。その際3キロの赤ちゃん人形を持ってきてくれました。家の中の動線確認をその人形使ってシュミレーションしたりしました。(私の場合、赤ちゃんを痛みで落としかねないなどの心配が主だったので、実際こういうシュミレーションは有効でした。移動させる際気をつけること、抱き方、抱かずに移動させるために使うハイローチェアをスムーズに部屋内で動かせるか、ベッドへの移動など。いきなり生まれたての新生児で本番になってたら正直痛いし辛いし怖いし困ったと思います)
この時担当してくれた助産師さんは、産後も2回ほど訪問してくれて、生活の中での細かい相談に乗っていただきました。ありがたや。
後期に入ってからも胎動は相変わらず元気いっぱいで。赤ちゃん自身の力も強くなってきたのと、右脇腹の脂肪も薄いところに足をググーっと押しつけたりしてくるようになりました。これがめちゃくちゃ痛い。
外から足がわかるくらいの力で押してくるし、ちょうど神経に触るのか激痛走るところで。それもいきなりなのでたまにうめいたりしてました。その足触るとびっくりして引っ込めたりするのは可愛かったんですけど、日に何度か同じことをやってくるのでその度にとにかく痛かったなあ。臨月入ってからはそこまで痛くしてくることは減ったけれど、それでもやっぱり足をグーっと押してくるのは産む当日まで変わらず。せまかったんだろうか…。
浮腫が出始めたのも妊娠後期から。と言ってもそこまで特別浮腫んでるわけではないのですが、少しの浮腫でも関節の痛みをとにかく強くさせてつらかった。パーカーのファスナーが閉められないとか。朝起きたら指が一本もまともに動かないというのが出産するまで続いてました。
→出産後、指の浮腫は痛みが出なくなったのは産後1日経過してから、2ヶ月近くで浮腫自体は完全に解消されました。
浮腫に関しては、元々血圧が低いので産科としては特別何かできるわけではないと言われ、着圧ソックス履いて、マッサージして過ごしました。とにかく痛みもひどくなってきたので、浮腫での痛みはせめてなんとかしたいと、線維筋痛症の主治医に相談して出産までの間、妊娠中に飲める浮腫に効く漢方出してもらいました。(この漢方、浮腫は今よりは酷くはならない、という程度の効きでしたね)
腰痛がとにかく酷くなってきたのも、線維筋痛症の全身の痛みがとにかく酷くなってきたのもこの頃、9ヶ月過ぎたあたりから。日中ベッドに横になって過ごす時間が増えました。仕方がないこととはいえ、ひたすら耐えるしかないので、とにかく自分の気持ちが落ち込むようなことがないように気を配って過ごすようにしてました。
それに、夜あまり眠れない。トイレに起きる回数も多いし、寝付きも悪いし、元々痛みで夜中起きることが多いのもあってとにかく寝不足。これも地味につらかった。
あと、この頃に帝王切開向けのマタニティクラスに参加。出産する大学病院では、地域の周産期母子医療センターということもあり、扱ってるお産の4割が帝王切開とのことで、予定帝王切開の人向けのマタニティクラスがあったので、これはいい機会と受けました。
夫と二人で必要なものの確認や帝王切開での麻酔についての説明やら聞けたのは良かったなあと思います。予定帝王切開を決めてるほかの妊婦さんと少しだけお話ししたことで、「いろんな理由でここにいる人みんな赤ちゃんのために帝王切開にするって決めたんだよな、私だけじゃないんだ」と思えたのも結構大きかった。
そういえば、妊娠後期に入ったあたりから、お腹がよく張るように。
横になってれば治るなーって感じだったんですが頻度は多め。疲れてる日だと5分おきに張るときもあったりしてドキドキしたりしましたね。
診察のときに相談したりもしたのですが、切迫早産になったりもしてなかったので、とりあえずお腹張るなら休んでねーみたいな感じ。一応張り止めの薬を頓服でもらってはいたものの、横になったら落ち着くので出番は少なかったです。
が、いよいよ臨月が近づいてきた35週になって健診で突然、「子宮頸管、前回の健診から2週間で結構短くなってる!切迫気味だね!週数的にそこまで心配しすぎなくていいんだけど、短くなってるスピード早いからしばらくの間家で安静にしてて!!」と。「このまま帝王切開の日まで赤ちゃん待ってくれないかもしれないね!今35週だから、うちの病院なら仮に今すぐ産まれても全然問題ないから安心してね。でも、もし急なお産になって帝王切開するのも間に合わなくなったら、自然分娩です。そこまでのスピード出産なら体の方もお産耐えられると思うから、そうなったら頑張ろう」なんて言われ。
(……いやいやいやいや。今なんて言いました?自然分娩???妊娠3ヶ月からずーーーーっと帝王切開ね!って言われてそのつもりでやってきていきなり自然分娩示唆されても、え、え、え???)ってなりながら「そ、そうなったら自然分娩がんばります…」って答えるしかなく。
本当に、めちゃくちゃ動揺しました。多分多くの妊婦さんは、自然分娩のつもりがある時いきなり帝王切開の方がいいと病院で言われて動揺するんだろうなと思いつつ、私の場合自然分娩になるという前提がそもそもなかったので、帝王切開のつもりが自然分娩になるかも!という言葉に動揺。
帝王切開が決まったときは、正直「この子がまだお腹で成長したいであろう時に、私が体力ないばかりにこっちの都合だけでお腹から出すの、ごめんね。」なんて思ってたんですけど、いざ予定より早く出てこようとするかもと言われて、それがしかも自然分娩になるかもしれないね、なんて言われると「ごめん、手術の予定日までお腹にいてくれ」ってなりますね。身勝手なものです。
流石にその日は動揺しすぎて、健診から帰宅後、実家の母(4人産んでる)に「どうしよ〜!!」って電話しました。母の「大丈夫!」があれほど心強く感じたこともなかったです。ありがとうお母さん。
とりあえず正期産入る37週まではお腹にいて欲しいよね、ってことで、37週の健診・術前診察の日までの間は自宅での安静指示を出されました。
(安静指示出されてから気がついたんですけど、そういえばトイレに立つだけでお腹張ってました。まあすぐ治ってたんでそんなもんかなと思ってたんですが、ほかの妊婦さんもそんなもんだろうなー思って、中期ごろに切迫気味だったと言われたと言ってたマタニティクラスで一緒だった妊婦さんに話してみたら「いや、さすがにそれは張りすぎだよ!」とか言われて、「あ、大人しく安静にしてよう」って思いましたね…。)
とりあえず安静にしまくったのがよかったのか、無事に帝王切開予定の日までお腹にいてくれました。よかった。
この時期はひたすら弁当やら出前やらでご飯乗り切ったし、お昼ご飯もレンジアップの食品に頼り切り、なんとか乗り切りました。
出産のための入院までそんなこんなでなんとかお腹にいてくれて、無事に予定通りに入院できた時は本当にホッとしました。
36〜37週は、帝王切開に向けて術前検査を受け、麻酔科の先生の診察も受け、いよいよ、という感じ。
麻酔科の先生には術後の麻酔や痛み止めに関して、線維筋痛症の主治医に言われた「使える痛み止めも麻酔もガシガシ使って、抑えられる痛みは全部抑えてほしい」というのを伝えました。線維筋痛症は、様々な刺激を痛みと捉えてしまう脳の誤作動と言われていて、痛みも大きく感じやすかったりします。強い痛みはその後線維筋痛症自体の悪化も招きかねないので、そのあたりの予防も兼ね、使える薬はとことん使って痛みを抑えてほしいと伝えました。
あと入院に向けて看護師さんとの面談もありました。病棟の看護師さんや薬剤師さんに伝えるべきことはないかとか。私の場合痛みがどうなるかわからないので、そのあたりについてと、基本的に杖歩行なので帝王切開後の歩行がより大変だとかそういう話だったかな。
だいたいこんな感じで、さあ、38週で入院して出産へ…という流れでした。
やっぱり今振り返ってみると、妊娠全期間通して痛みはとにかく強かった。体が動かせないことで筋力が落ちて余計痛みも強まったり、妊娠特有のトラブルも追加されて体調は思うようにいかない日々でした。
産後は産後でこれまた体力的にきつい(現在進行形)けど、妊娠中はお腹の子を守らねばというのがまず第一にあって、コロナの感染も怖くて気を張ってることも多かった。そういう意味では精神的な余裕もあまりなかったなあ。
妊娠中は体の面で辛いことが多かったけど、今我が子を抱けていることがこの上なく幸せなので、頑張ってよかったなあと思います。支えてくれた家族や友人たちに感謝です。
病気持ちが妊娠を考えるとなった時に、まずは主治医と(私の場合は担当の理学療法士さんもですが、)妊娠した場合の治療方針についても先にすり合わせはしておいたほうがいいなと思います。やっぱり妊娠中は薬が使えないなど制限が多い分、先に不安なことや心配なことは相談したほうが安心感が違う。薬も使えない体力筋力も落ちてしまうのを前提にどうしていくかの心構えをした上で妊娠してよかった。
あと、妊娠中に地域の保健センターの保健師さんと助産師さんに、産後の生活について相談しておいて本当によかったなあというのも個人的には思いました。
私の場合は、産んだ大学病院の助産師さんとも外来で相談できたのもありがたかった。
妊娠中から病気を悪化させずに育児していくために抱っこ紐はどういうのにしたらいいか、どういう育児アイテムがあるとよさそうか、考えられるトラブルと対処法などなど話しておいたことで、産後の生活にものすごく大きな不安を抱えずにすみました。
必要なことがあれば大学病院から保健センターにも連絡してくれたりもして、情報共有してもらえたのもありがたかった。
すごく長くなってしまった…。
まあとりあえず、妊娠を考えて薬を減らして、薬を止めてってなってから、出産に至るまで、辛い苦しいもういやだ!って何度もなったけれど、ここまで来られたのは夫を始め、周囲の支えがあったからだなと改めて。本当に感謝しきれません。
あと、私の体調の悪さなんて関係なく、お腹の中でちゃんと元気に育ってくれてた息子。君が元気でいてくれたからがんばれました。ありがとうね。
出産と育児についてはまた後日まとめることにします(たぶん)。いつになるやら。
2020年春のたけのこフェア
新型コロナウイルス感染症だなんだと騒がれていますが、季節は春!!!
今年も春になったのでたけのこフェアをします!
…と思ったんですが、この短いたけのこシーズンの中で1週間ほど寝込む事態が発生しました。
元気になった頃にはなんと、たけのこのシーズンがほぼほぼ終わっているという状況。
回復したあと近所のスーパーへ行くとたけのこがおいてない。
そういうわけでフェアも何もなくなってしまいましたが、寝込む前のわずかなたけのこシーズンでやったものの記録を。
昨年と一昨年はこちら。
たけのこごはん
やっぱりまずはたけのこごはんよね、ということで。
この大きめのたけのこ1本をほぼ全部をたけのこご飯3合分に使うという贅沢なことをしました。
小さめのまな板に置くとこの大きさ。700g超えてましたね。
大きめカットのたけのこご飯は食べ応えが抜群です。この時期だけの贅沢。
姫皮の味噌汁
たけのこご飯で余った姫皮は新玉ねぎと合わせて味噌汁に。
新タマネギの甘さと合います。
若竹煮
二本目のたけのこは半分はたけのこご飯にし、その残りを若竹煮に。
わかめは塩蔵ワカメをつかってます。
追い鰹をした出汁をたっぷり吸わせるとえぐみも気にならないので若竹煮やるときは追い鰹をやってみてほしい。
姫皮とわかめの酢の物
あまった姫皮は今回は酢の物で。
姫皮のレシピの中でも王道なものです。
わかめときゅうりといっしょに、酢、さとう、塩でさっと会えるだけ。簡単。箸休めにちょうどよくて、柔らかい味。
…と、こんなもので終わってしまいました。せめてあと1本くらいたけのこを買いたかった。
今年は豊作だったから安く手に入りやすく、本当は土佐煮や焼売や若竹汁や炒め物や、なんならもう一回たけのこご飯をするつもりでいたのに。まさかこんなことになるなんて。
もうゴールデンウィークなので、ほぼほぼうちの周辺では生たけのこはでないかな、と思いますので、現時点でたけのこフェアは終わりなのではと思っております。悲しい。もっと生たけのこからアク抜きして食べたかった。
春には春の味を。短い旬を味わい尽くしましょう。(来年こそは。)
2019年買ってよかったもの
2019年ももう終わりなので。
滑り込みギリギリセーフな投稿ですが2019年今年買ってよかったものについて。
食べ物、キッチン用具でいくつかあげておきます。
クックパー フライパン用ホイル
多分多くの人が知っている商品だと思いますが、旭化成のクックパー フライパン用ホイルを今年初めて導入しました。
クックパー®フライパン用ホイル|クックパー® |商品紹介|旭化成ホームプロダクツ
普段焼き魚はちゃんと魚焼きグリルを使って焼いているのですが、洗い物するのがちょっと怠い日や、一人でサッと焼き魚を食べたいとき、肉と野菜を同時に一つのフライパンで(味が混ざらないように)焼きたい時などとても大活躍してます。くっつかないし、ホイルを捨てればフライパンは洗わなくていいのでは?と思うくらい。
普段のごはんで、後片付けを含めてちょっと楽をしたいというときにとても便利です。
琺瑯バット
ずっと使ってみたかった琺瑯バットを今年は導入しました。
買ったのは野田琺瑯ホワイトシリーズ レクタングル朝型のMサイズ。
蓋付のを買ったので、切った野菜の保存、魚を漬け込むといった時も蓋をして冷蔵庫に入れればOK。
さらに琺瑯なので、オーブンや直火もOKなので、お菓子作りの型にも使えます。
ブラウニーを作った時。
冷めたら蓋をして保存ができてしまうという便利さ。
クリスマスのご馳走にと、野菜とマリネした鶏肉を並べてオーブンで焼いたときもこの琺瑯バットが大活躍でした。
本体は食洗機に入れられるのでとても便利です。手洗いでもこげつきとかもそこまで力入れずにきれいにとれます。
臭いうつりもしにくいしお手入れも簡単なので、ぜひ導入してほしい。
使いやすい大きさのものひとつあるだけでとても料理の幅が広がります。
清里ジャム ジャム各種とスコーン
ジャムは果実もしっかりしていて、そして甘すぎなくとてもおいしいです。スコーンも販売していますが、こちらも甘すぎず、ふんわりとしたスコーンです。ジャムと合わせて食べるのにおすすめ。
イチゴなどのオーソドックスなものから、ブラックカシスや巨峰など変わり種のジャムまであります。
清里の店舗に行くとジャムの試食の他にイートインもありますので機会がある人は是非行って食べてみてほしい。
ネット通販もやってるようです。
新しい炊飯器
割と年季の入った炊飯器を使ってたのですが、なんだか最近ご飯の味が落ちたなー、ということで新しい炊飯器を購入しました。
購入したのは三菱さんのこちら。
炊飯器って買うときに自分好みに炊けるかが大事で、色々調べてうちで買ったのは三菱の炊飯器。三菱は「しゃっきり系」な炊き上がりです。
(我が家では夫も私ももちもちではなくてしっかりお米の粒がある感じが好みなのですが、流行のもちもち系の炊飯器よりも、しゃっきり炊ける物を探しました。炊飯器の選択肢はあまりなかった)
芳醇炊きというじっくり時間をかけて炊く機能を使ってごはんを炊いています。
普段と同じお米で炊いておいしさにびっくりしました。あまくて香りもいい。そしてお米の粒がはっきりした少しかための炊き上がり!
炊飯器を変えたところ、お弁当の冷めたごはんは段違いにおいしくなったらしく、夫がわざわざLINEをくれました。買い替えてよかった。
ざっくりですがとりあえずはこんな感じです。
相変わらず病弱主婦なもので、年末にリンパ腺を腫らしてしまったり、あちこちの痛みが冬になってハードモードさが増してしまって、今年はおせちにあれこれ手をかけることを諦めましたが、そのリベンジはまた一年後。
2019年もありがとうございました。
おいしいごはんでよい一年を迎えられますように。
2019年秋鮭料理フェス
秋はいろいろとおいしいものが出回る時期です。芋類、きのこ、栗、さんまなどなど。
どの秋の味覚も魅力的なものです。
旬のものはどれもおいしいのですが、やっぱり秋になると私は生秋鮭を使った料理が食べたくなります。
鮭は一年を通して食卓に上がる食材ではありますが、塩鮭でもなく、外国からの輸入鮭でもなく、北海道や東北などでとれたばかりの旬の秋鮭が冷凍されることなく生で手に入るこの時期はとっても嬉しい。流通網の発達した現代に感謝。
というわけで、秋の初めから勝手に「2019年生秋鮭料理フェス」を開催していました。
生秋鮭が手に入る期間、生秋鮭を使った料理を作って旬の味を楽しもう、という趣旨です。
鮭のちゃんちゃん焼き
秋鮭がまだ出始めの頃にまず作ったのは、厚切りの鮭を使ってのちゃんちゃん焼き。
北海道の郷土料理ですね。味噌とバターの味がとてもいい。野菜もたっぷりとれます。
ホットプレートで作るちゃんちゃん焼きは熱々が食べられるのがいい。味噌味で白ごはんが進みます。
鮭のホイル焼き
鮭料理の定番の一つ、ホイル焼きもしました。
一緒に玉ねぎ、しめじ、にんじん、アスパラも入れています。
(この秋の時期は南半球のオーストラリアが春。丁度オーストラリア産アスパラガスが旬を迎えてることから、スーパーなどで立派なおいしいアスパラも手に入り、一緒にホイル焼きに入れました。これが甘くておいしかった。)
ホイル焼きは、出来上がったものをそのまま食べるのもいいですが、ポン酢や醤油を垂らすとまたおいしいです。私はホイル焼きのバター感をさっぱり食べたいので、「しょうゆ+レモン果汁を少し垂らす」で食べることが多いですね。鮭を食べ終わったあと、残っている汁、この鮭の旨味もバターも野菜の旨味も溶け出した汁にごはんを入れたくなってしまいます。がまんがまん。
秋鮭のムニエル
大きめの厚切りの生秋鮭を手に入れることができたら作りたい鮭料理、ムニエルです。付け合わせはやっぱり太くて大きな食べ応えのあるアスパラ。ムニエルを焼きながらバターでソテーしたもの。
ムニエルはバター醤油のソースやタルタルソースなどをつけるレシピなど、味も様々選べる料理ですが、私はソースの類を作らないレシピでムニエルをつくります。ソース類を作るレシピもいいのですが、この時期なら絶対ソースをかけないレシピがいい。
塩胡椒を振った鮭にレモン果汁とバジル、パセリを振り、小麦粉をつけてバターでじっくり焼いたものを、そのまま食べる。
シンプルなレシピなだけに鮭がおいしい季節に作ると格別なごちそうになります。
厚切り(一切れ180gくらいある)鮭を使ってのムニエルは食べ応えがすごい。ごちそうという言葉がぴったり。
表面をカリッと焼いた後に、火を落としてじっくり焼くことで外はカリッとしてるのに、鮭の身はふわふわのムニエルに仕上げます。この身のふわふわさは生秋鮭ならでは。秋鮭が手に入る時期は一度はやってほしい料理。数ある秋鮭料理の中でも特におすすめしたいです。
鮭の柚庵焼き
秋も終わりになるとゆずが出回り始めるので、ゆずと鮭で作りたい料理の一つが柚庵焼きです。
醤油、酒、みりんを同量ずつ混ぜたものに柚子の果汁を混ぜたものに鮭を漬けたものを焼きます。焼きながら漬けたタレを塗ると香りも味もしっかりのってくれる。
今回は焼きネギに同じタレを絡ませて添えました。
爽やかな香りと鮭の旨味が大変幸せな味です。
番外編 自家製いくら
秋鮭のシーズンということでこの時期手に入る生筋子。
今年も生筋子が手に入ったので、昨年に引き続きほぐして自家製いくらを作りました。今年は全部1人でほぐして洗って漬けました。
写真はできたいくらを鮭フレークとともにご飯に乗せた親子丼です。
200gくらい作って半分は今冷凍庫で眠っています。
ぷちぷちの自家製いくらのおいしさは格別です。
すごくおいしい。来年もやりたい。
春になるまでは今後も生鮭でいろいろ作るとは思うんですが、とりあえずはこんな感じ。
個人的には生鮭を使って今シーズンはあと鮭フライをやりたいところ。できるといいな。
人生初、あんこを炊いた
10月中旬、何を思ったのか突然「あんこを炊きたい」と思いました。なんでそう思ったのかよくわからないのですが。
9月あたりに、樹木希林さんが主演をした映画「あん」であんこを炊いているのを見て、「あー、あんこって炊くには時間がすごくかかるんだな」なんて思ったのです。そのときは「いつかはやってみたいな」程度だったんですけど。
10月になって、ここ2.3ヶ月心身共に疲れることが多く、毎日が大変だったな、少しリフレッシュしたいなーと。心身が大変な時はそんな余裕はないけれど回復し始めると、余裕が出てきたわけです。しかしあまり疲れない料理をしたい。いつものキッチンでの料理だけど、いつもと違うことをしたい。どうせなにかやるなら非日常を味わいたいな、と。
ひどい台風が過ぎ去ったら、一気に秋っぽくなり、外に出れば金木犀の香りが漂っていて。
秋から冬へとむかって、日に日に寒くなる中で「あんこ炊いて炊き立てのあんこを食べてみたいな」、「出来立てのあんこ使っておしるこ作ろうかな」なんて思いついてしまったわけで。
それから「あんこ炊きたい!」と騒ぐに騒いで、ついに製菓店で新豆の小豆を見かけた10月中旬、迷うことなくそれを即買いしました。
買っちゃった〜❤️❤️❤️ pic.twitter.com/aZ7mwuOWjs
— 佑 (@yuimarl_miffy) 2019年10月18日
というわけで、次の日、人生で初めて、あんこを炊いてみた。
実家ではあんこを炊いたりすることがなかったから、あんこの炊き方をとりあえずネットで調べるところから始めました。
渋切りをして、茹で小豆にして、蒸らして、最後に甘味をつける、って感じにやればいいらしいとわかり、テンション高めに調理スタート。
まだ何もしていない小豆。つやつや。硬い。
1.渋切り
最初に渋切り。
渋を抜く作業です。水と小豆を火にかけて、沸騰したらざるに開けるという工程です。
(今回は小豆が新豆で水分の保有量も多い。また、小豆自体は煮やすい豆であること、自宅用にシンプルに炊きたいので、「びっくり水」の工程は省くことにしました。)
一回でいいとか二回やるとかいろいろと流派があるらしいけど、とりあえず初めてなので渋切りは2回やってみる。
渋切りした後の小豆。小豆にシワが出てる。
2.下茹で、蒸らし
二回渋切りしたあと、茹で小豆を作ります。
水と渋切りした小豆を火にかけて、沸騰したら弱火。そのままコトコト煮ます。
10分くらい煮ると鍋の前は小豆のいい香りが。早く食べたい。
小豆が水から顔を出しそうになったら途中でお水を追加して、柔らかくなるまで煮ます。
この煮る作業、火加減は「小豆が踊らないくらいの弱火」がいいらしいのですが、踊らないってどの程度…これじゃ弱すぎか???ってなりつつやってました。
小豆が踊らないってどの程度の火加減…え…?もっと火強めていいの…?#佑あんこ pic.twitter.com/KJxFkjQ4FG
— 佑 (@yuimarl_miffy) 2019年10月19日
豆が煮えたかは一粒手にとって潰してみる。小豆に芯がない状態になるまで煮ます。
新豆は煮えやすいと聞いたので30分の時点で確認したらまだ煮えず。40分にしたら一気に豆が煮えてきて大きくなってきててびっくりした。
45分も煮たらすっかり柔らかくなりました。
柔らかくなったら火を止めて蓋をして蒸らします。蒸らさなくてもいいよー、というレシピも多かったけれど、蒸らすと小豆の皮がふっくらして柔らかくなるというのでとりあえず蒸らしてみることに。
30〜60分くらい蒸らしましょうと言われても、新豆だし十分柔らかいし蒸らさなくてもいいとも言われてるし、うーん、と悩みつつ15分くらい蒸らしました。蒸らしたあとは蒸らす前より確かにふっくら。皮も柔らかめになってる感じ。
あんこを家で炊いた時に失敗した!となる理由の一つに、小豆が中まで煮えてなくて芯が残ってしまったまま砂糖を入れて煮てしまってかたくなる、というのがあるとのことで、蒸らすのは火の通りをしっかりさせる意味でもまあよかったのかなー、と思います。
ざるにあけて水を切ります。
(このまま残った水に砂糖を入れる人もいるそうです。もうこの辺りは好みの問題らしい。今回は出来立てをおしるこにしたかったので一回水を切って甘みをつけます)
これで茹で小豆の完成!
この時点でとてもとてもあんこっぽい。さあ、一気に仕上げます。
3.甘みをつける
ついに甘みをつける作業に入ります。小豆と砂糖は1:1くらいのベーシックな割合よりは少し甘みを抑えたいなと思ってました。小豆200gに対してとりあえず砂糖は180gくらい。甘すぎるのは食べるのに辛くなるかもしれないですし。
いざ砂糖をはかるぞというときに、普段料理に使っている甜菜糖がもうすぐなくなりそうなことに気がつきました。まあしょうがない、自家製のあんこだし、家で食べるだけだからある砂糖を使おう、と諦めて、甜菜糖とグラニュー糖あとお土産でもらって余っていた和三盆の3種類を混ぜることにしました。甜菜糖が80g、グラニュー糖90g、和三盆10g。
こうしてみるとすごい砂糖の量でビビる。
茹で小豆、水、砂糖、ほんのちょっとの塩をお鍋に入れて火にかけます。
沸騰し始めたらまた弱火でゆっくり煮ていく。焦げないように混ぜて。混ぜて。
今日はこのまま出来立ての汁気のあるあんこを使っておしるこを食べようと決めていたので、煮詰めすぎず10分くらい、お汁粉にするにはちょうどいいくらいになったらできあがり。
ただの小豆があんこになってる感動ったら。
完成したあんこ。お汁粉用なのでまだ水分が多くてゆるい。
出来立てのあんこをおしるこで
ということで、まずはおしるこを食べようと。
出来立てのあんこを器によそい、焼いたお餅をのせ、ついでに緑茶を入れておやつに。
ちゃんとあんこになってます。おいしい。甘みもちょうど良いし、渋みもない。さらっと食べられるおしるこ。
初めて炊いたあんこなのでいろいろ失敗するかも。砂糖あんなに入って甘すぎないかな、と思っていたけれどそんなことなかった。
豆もしっかり煮えているし、甘みの中に小豆の味もする。すっきりした食べやすい甘さ。甜菜糖使ったのがよかったのか、砂糖と小豆の割合がよかったのか、両方なのか分からないけれど。
夫もおいしいとあっという間に食べ終わっていて、私個人のよくわからない唐突な欲求のために炊かれたあんこがこうもいい反応になるとは。嬉しい。
あんこの保存
さて、おしるこに使わない分、残ってるあんこをさらに少し煮詰めます。おしるこのあと追加で10分程度弱火でコトコト。
あんこは水分が飛びやすいので、まだ少しゆるいかな、くらいで保存するバットにいれて、濡れ布巾をかけて粗熱をとります。
冷めたものがこちら。
ツヤツヤして、水分も程よく飛んでいい感じ。
少し食べてみたらさらにすっきりした落ち着いたあんこになってました。
因みに2〜3日では食べきれない分は小分けして冷凍庫へ。大匙で山盛り1杯分(トーストにのせたりパンケーキにのせたりするのにちょうどいいくらい)ずつラップで小分けし、保存袋に入れました。
朝食にあんバタートースト
とりあえず朝ごはんにと、名古屋の方でよく食べられるあんバタートーストをやってみました。東北出身の私にはあまり馴染みのない食べ方。小倉トーストとも呼ばれるやつです。
最近気に入ってる「パンにおいしいよつ葉バター」をトーストに塗り、上にあんこをのせてみる。あんこは粒々がしっかり立ってるのでのっける感じ。
食べてみるとなるほどこれはおいしい!
バターのコクと塩気にあんこって合いますね。
あんこの粒が市販品よりしっかりしてたのが私としてはすごく好み。こういう粒あん好きだなー、と。
自家製あんこで蒸しパン
これはあんこをそれなりの量使って、和菓子系以外に何か使えないかなと考えてたときに見つけたこのレシピを参考に。
砂糖不要の手作り簡単おやつ、素朴な甘さのあんこ蒸しパンレシピ - 北欧、暮らしの道具店
あんこ自体についてる甘さを使って、生地に砂糖を使わずに作る蒸しパンです。
ベーシックな蒸しパン生地にあんこを混ぜて蒸しあげます。材料のバターは今回はベーシックな蒸しパンによく使われるサラダ油に変更。あんこ自体が甘さが控えめなのでレシピより少し多め130g。
蒸しあがったばかりの蒸しパン。
型から外すとこんな感じ。
中はあんこがぎゅっと詰まってる。
あんこの甘さで生地も十分甘みがあって食べやすい蒸しパンになりました。これはおいしい。次あんこを炊いたらまた作りたい。
本当は一緒に刻んだバナナも入れたかったのですが今回は買い物に行けずあんこだけ入った蒸しパン。抹茶とかくるみもよさそう。
あんこ炊き、すごく楽しかった。
あんこを炊いていて思ったのは意外と簡単ということ。基本的に煮ていればいいだけだから、体力的にも辛くない。普段の料理とは違うことをして非日常感を味わえたのでリフレッシュできましたし。
個人的にはこしあんより粒あん派なので自家製あんこのつぶつぶさ、気に入りました。あと、自分で作ったにしては思ってたよりおいしい。好みの甘さに調整できるっていうのも魅力的です。
そして作業が楽しかった。豆が柔らかくなっていくのを指で潰してみて確認したり、茹で小豆に砂糖入れて煮詰めていく過程も、できたあんこでなにを作る考えたり、実際作るのも。
炊いたあんこも思ったより簡単に消費できることが判明したのでまた寒い季節の間にやろうと思っています。
年始は自分で炊いたあんこであんこ餅を食べたいな。
参考リンク
自家製ぬか漬けのある生活
書こう書こうとしていたもののすっかり記事更新が止まってしまっていました。
展覧会記録の記事更新もいくつか残っているものの、そろそろ料理についても書きたいなと思ったので久しぶりに料理について。
今日はぬか漬けの話。
ぬか漬けを食べたことがない日本人って多分いないんじゃないかと思います。多分、割と多くの人がぬか漬けをつけることにチャレンジしたこともあるかと。
ただ、自家製のぬか漬け、野菜をぬか床に漬けるだけとか言いつつ、管理を間違えるとカビが生えたりして、ぬか床をダメにしたりと割と手のかかる子でもあります。
我が家では結婚してから今まで、大体1年半くらいの間、ずーっと自家製ぬか漬けをつくっています。
なんとかこれまでぬか床がダメになることもなく、うまいこといっているのでその記録をしようかと。
ぬか床とぬか漬け容器について
ぬか床は、米糠から作る、なんてことはしませんでした。手軽に始めたいですし、ぬか床から作って味の調整とかもできる自信もないので。
私が使っているぬか床は京都祇園ばんやさんのぬか床です。Amazonや楽天で買えます。
この商品、無農薬とかそういう特徴もありますが、それ以上に「冷蔵庫で保存すると、週一回かき混ぜるだけでいい」という、雑な管理でも大丈夫と公式が言ってるぬか床です。ズボラでも安心してぬか床始められます。
買ったときにはすでに十分に発酵されているぬか床なので、すぐに漬けられます。
私はぬか漬けは冷蔵庫保存しているのですが、冷蔵庫保存するためにはぬか床が十分に発酵されているという前提があります。これは買った時点で冷蔵庫保存しても大丈夫なくらい発酵されているものなので、とても便利。乳酸菌が多いぬか床で味は酸味が少し強めです。
ぬか床を入れてる容器は蓋付のぬか床用の琺瑯容器に入れてます。
ぬか漬け初心者の人、忙しくてかき混ぜられる自信がない人は、市販のぬか床でも、私の使っているような、かき混ぜが少なくても大丈夫なタイプのぬか床を最初から買うのがオススメです。(最近、無印良品のぬか床が、週一回かき混ぜでいいものが出たはずなので、その辺でもよい。)
公式で「冷蔵庫保存なら週1回のかき混ぜでいい」と書いているぬか床だと、やっぱりちょっと混ぜが足りないときでもすぐにダメになることはあまりないと思います。
ぬかからぬか床を作るというのもまた楽しそうであるけれど、自分で発酵させて味の調整含めて管理が大変になる上、雑菌繁殖しやすかったりするので、ハードルが一気に上がります。
そういう意味では始めは自分の生活に合った市販のぬか床を選んだ方がいいです。
私のぬか床の管理方法はメーカー公式のガイドブックのやり方に沿って雑に管理。
勿論、買ったぬか床に説明がついていたらまずはそれを読んでそれに則ってやるのが1番安全です。
メーカー様の企業努力によってそのぬか床に対しての適切な管理方法が書かれているはずなので。
どんなぬか床を使うにせよ、一度は読んでおきたいぬか漬け初心者でも参考になるリンクはこちら。
ぬか床の作り方、管理の仕方など初心者でもわかりやすくまとめています。
市販のぬか床でも、ぬか床を一から作ってみた人でも参考になると思います。
ぬか床を混ぜる頻度と混ぜ方
基本的に私は冷蔵庫の冷蔵室で保存しているので、週一回くらいは上下を入れ替えるようにしてかき混ぜています。
とはいえ、野菜を新しく漬けるときについでに上下にかき混ぜて漬ける、というパターンが多いのであまり手間ではありません。
ぬか床の調整
ぬか床に野菜をつけていると、野菜の水分でぬか床がゆるんできます。
そういうときは私は同じメーカーで出してる追加用ぬかを入れて水分を調整しています。
水分を取る容器が付いているぬか床容器も売っていたりしますが、ぬか床に出てきた水分は旨味とか乳酸菌が多いとのことで、できればぬかを足して混ぜていく方が良いそうです。
同じメーカーのぬかを追加する分には基本的に味も大きく変わらないので、今のところずっとこの方法でやってます。
そして味の調整。
塩気が足りなくなったら適当に塩を足して混ぜます。
ぬか床メーカーの公式のガイドブックだと、きゅうり1本12時間くらいで漬かるくらいの塩分にするといい、野菜200グラムで塩を小さじ1杯足す、とあります。
が、我が家の場合、私がぬか漬けをつける時に比較的長くつけっぱなし(きゅうりなら本来1本あたり12〜24時間くらいで引き上げるべきなのに2〜3日放置しがち)なので、それを見越して塩分の足す頻度はそんなに多くないです。だいたい2〜3回くらいぬか漬け作ったら塩小さじ2杯足して混ぜる、ぐらいのざっくりな管理です。まあそれでもおいしくできてるので、いいかなと。
こういうのも、冷蔵庫管理なのでカビも発生しにくいですし、あまり神経質にならなくていいのがいいですね。
再発酵について
月1回はぬか床を冷蔵庫から出して再発酵させるようにしてます。
夏場のすごく暑い日なら、冷蔵庫から出して半日もあればすっかり再発酵されます。ぬか床はしっかり発酵したら軽くシンナー臭に近いにおいがするので、そのにおいがしたらまあいいかなーと。かき混ぜて冷蔵庫に入れます。
再発酵させるのは月1くらいなので、先に書いたぬかを追加して水分を調整するときに、そのまま再発酵させるようにしてます。
ぬか床にぬかを追加したら1週間くらい再発酵させるといい、とは言いますが、そんな長く再発酵のために冷蔵庫の外においておくのは、キッチンが狭い我が家ではちょっと邪魔で、どんなに長くても2〜3日くらいです。
夏の暑い日なんかだとすぐ再発酵されるので出かける前に冷蔵庫の外に出して家に帰ったら冷蔵室にしまいます。
再発酵させるときだけは、カビなどが生えやすいので毎日一回かき混ぜます。この時だけはめんどくさくても我慢です。
ただ、休日に合わせて再発酵させれば、普段忙しい方でもなんとかなるかな、というレベルです。
自家製ぬか漬けを食べる生活
自家製ぬか漬けをするようになってから、市販の漬物を買うことがほぼなくなりました。ぬか漬けおいしい。
そして夕飯に高確率でぬか漬けが上がるようになってしまいました。(塩分の量には気をつけないとなー、と一度に食べ過ぎたりしないようにはしているものの、夫婦2人できゅうり1本分を一回で食べきることはよくある。)
私はぬか漬けが好きなので、そして(多分)夫もぬか漬けが好きなので、今のところぬか漬け飽きたなー、とはなってません。そもそも毎日ぬか漬けを食べるほどの頻度では漬けてないですから飽きるまでいかないのかもしれないですが。
当たり前ですが、間違って漬けっぱなしにするとしょっぱい!!ってなります。きゅうりを取り出し忘れて、1週間半漬けたときは流石にしょっぱすぎて食べられなかった…。
あと冷蔵庫管理なので漬かるまで時間がかかるというのは先に話した通りですが、それで漬かりが浅いことがあります。思ったより全然つかってない!とか。
きゅうりくらいならそんなことないのですが、たまに茄子とかつけてみて、取り出してはじっこを切って食べて「あ、これまだだわー」なんてこともあります。
私の場合、1年半やって未だに茄子のつかり具合がわからない…。茄子さんいつくらいにちょうどよくなるの…。
↑自家製ぬか漬けのきゅうりとにんじん。
出来上がったものは切って保存容器に入れておきます。
自家製ぬか漬けのいいところは、好きなものを好きな量だけ漬けられるという点。
スーパーではあまり見かけない野菜のぬか漬けでも食べたい分だけ作れます。
きゅうりのぬか漬けくらいならスーパーでも売っているかもしれないけれど、人参とか大根とかのぬか漬けはスーパーじゃなかなか売ってない。かといって、漬け物屋さんに行く機会もないとなかなか手に入れられない野菜のぬか漬けを手軽に食べられるのはやっぱり自家製ならではだなと思います。
野菜用とは別でぬか床を用意して、魚や肉を漬けておいて、焼いて食べるなんてこともできるらしいです。我が家は流石にそんなスペースはないのでやらないですが、いろんな楽しみ方できるっていいよなー、と思います。
これからの時期はかぶもおいしい時期だから、今年もかぶのぬか漬けつけたいなー、とぼんやり思ってます。冬の楽しみ。
ぬか漬けを実際自分で家でやっていてぬか床を育ててるなーと感じます。ずっと使っていると味に深みが増しますし、安定してきます。再発酵させたあとだとぬか床調子良いなー、なんて思ったり。
個人的には、今くらいの秋から冬の季節はぬか漬けを始めるのに気温的にもやりやすそうな時期だなー、と思っています。暑すぎないので冷蔵庫の外に置いて発酵させるにも良い。
ぬか漬けが好きだけれど家でやったことがない、やろうと思ってるけど躊躇してしまう人、思い切ってやってみましょう。割となんとかなったりしますよ。
ムーミン展に行ってきた話。
4/9〜6/16まで六本木 森アーツセンターギャラリーでやっている「ムーミン展」。
先日記事にしたトルコ至宝展の流れから、5/15に行ってきました。
ムーミンはフィンランドの芸術家 トーベ・ヤンソンが生み出したキャラクターです。
今回は、フィンランドにある「ムーミン美術館」から、ムーミンの原画やスケッチ、トーベがムーミン以前に手がけた雑誌の風刺画の原画などが展示されている企画展ということでした。
原画、イースターカードやアドベントカレンダーなど500点ほどの作品展示。なかなかボリュームのある企画展でした。
平日なのもあってゆっくりじっくり見られました。
私はムーミンの知識はアニメ版をちょっと見たことある、小説もシリーズ一作めを一回くらいは読んだことあったかな…本当に記憶の片隅にあるレベルなんだけど…という感じでした。
展示はまず、ムーミンの原画を小説シリーズとともに追っていく感じから始まりました。
最初の頃のムーミンは、丸みがなくてシルエットが尖っていて、なんだか怖いというか、妖怪とかお化けに近い雰囲気があるけれど、だんだん丸みを帯びてきて見慣れたムーミンになっていきます。
ミッフィーもそうなのですが、こういったキャラクターは同じ人が描いているのに、何年も描かれていくうちに少しずつ変化していく姿が面白い。デザインとしてシンプルになって印象も愛らしくなっていくのが多いんだなーと思ったり。
それにしても、トーベ・ヤンソンの線画の細かさがすごい。以前行ったプーさん展もなかなか細かいなーと思ったりしたのですが、トーベ・ヤンソンは本当に本当に細かい。
スクリーントーンなしで、よくここまで細かく描けるなあ…と。背景の山とかよく見ると全部小さな点が描かれていて、それで濃淡がついてるように見えたり。これ手書きなのかと思うとため息出ます。
原画を見るにあたって、1つずつムーミンのお話の概要を確認できるようになっているのですが、お話を改めて確認すると面白いなと。
あまり知識のない形だったので、キャラクターも名前が一致していて、性格はなんとなくのイメージだったせいで、ムーミンパパの行動が意外にもアクティブに見えてしまった。
ムーミンパパ、少年の心がずっとあるパパすぎる…。ムーミン谷離れて家族連れて島に移住したりしてるの…そんなことしてたの…。
ムーミンママがそれに対してムーミン谷を懐かしくなってしまって、なんとなくギクシャクしてる家の中…。家族のあり方をみんなで見つけていくとか、そんなストーリーあったの…。とかひとりでびっくりしてましたね。
妙にリアリティのある話です。原作読んで行けばもっと楽しかったろうな…。
ムーミン絵本の変遷の他に、本ではないムーミンの作品が展示されてます。
カラーポスターや、すごろく、タオルのデザインなどなど。
色使いが華やか。きつくない色の組み合わせで、でも華やかさがある。
さらにトーベ・ヤンソンがムーミン以前に手がけた雑誌に載せた政治風刺画の展示があったのですが、これがセンスがいい。面白い風刺画も多くてじっくり解説の文章も読んでしまいました。
最後の方には日本の浮世絵にトーベ・ヤンソンが影響を受けたとかで、似ている構図だったり同じモチーフだったりを浮世絵とともに展示してありました。
これが結構はっきりと影響を受けたとわかるものから「影響受けてる…ような気もする…?」となるものまで。歌川広重や葛飾北斎のおなじみの浮世絵と並べられていて見比べるのが楽しかった。
ムーミン展、見所がたくさんあって楽しかった。
展示の最後には撮影スポットが。
ムーミンたちが本から出てくるオブジェクト。かわいい。
今回のお土産
ポストカード2枚
リトルミイが巨人の足にガジガジしてるのかわいい。
今回の展覧会のポスターに起用された絵のポストカード。
東京でのムーミン展は6/16まで。
その後は大分、石川、名古屋と各地を回るようなので、機会がある方は見にいくといいと思います。
行けばきっと、ムーミン谷のお話を読みたくなるはず。(私も近いうちに読むぞー。)
「生きるって、素晴らしいことだなあ。どんなものでも、なんの理由もなしにいっぺんに変わることがあるんだね。」